1-サリナス・ボバータンク
2-ONE・OFF ショート・パイプ
3-スーパーバー・ハンドル
4-グリメカ・マスターキット
5-ベスパタイプ・ウィンカー
6-イージーライダース製シート
7-リアフェンダー加工
8-F19・R18 ファイアストンタイヤ
9-スプリンガー・ライト
10-リジッド・サス
11-ゴージ氏 ペイントエンブレム



最近は、「初めてのバイクがハーレーでした。」なんて珍しくもありませんが、大型バイクには興味もなく、ほんの軽い気持ちで何年かぶりにちゃんとしたバイクに乗ってみようか、だから実際どんなバイクでも良かったという気持ちだったのが「たまたま学生時代の友人がハーレーカスタムショップのメカニックだった」という巡り合わせで、こんなカスタム・スポーツスターに乗る羽目になったのが今回のオーナーであります。もちろん、今回の話がきた時は大型免許もなく「まあ、お金がないもんで、通るものが通ったら買ってもいいよ。たぶん跳ねられるから、アハハ。」なんて言ってたのが幸か不幸かあっさりと金銭的障害が解決してしまい、みんなの手前、先の発言があるために引くに引かれず、このスポーツスターを買う状況に追い込まれました。その時はノーマルの状態だったので免許を取得する間にカスタムも平行して進めようということで話はオーナーの意向は無視されて勝手に決まりました。
なんせ、オーナーはハーレーに関しては全くのシロウト。自分の好みのカスタムプランも思い付けません。そんな訳で彼をこのような状態にした友人である当店の若手メカニックが、「俺の言うことを黙って聞いておけば絶対間違い無いから。すべて俺に任せておけ。」と詐欺師のようなテクニックで、こちらの都合の良いように、やりたい放題な仕様となっております。最近雑誌等で話題のあのパーツ、当店倉庫奥の不良在庫のこのパーツなどなど全てがミックスされたパーツ構成であります。しかし、新旧取り混ぜたスタイルでありながら斬新とは申しませんがなかなか新しいセンスを感じさせるカスタムに仕上がっています。シックス・モーターサイクルとしても色々と実験的な要素を取り入れたカスタムになっており、これもこちらの言いなりになってくれたオーナーのおかげです。



V-TWIN製のスーパーバー・ハンドルにお店の奥に転がっていたメーカー不明のフランダースタイプ・ライザーをショートカットして取り付け。スイッチ類は小型のものやグリメカ製ブレーキマスターを使用してハンドル廻りの雰囲気に合わせています。ライトは、また転がっていたスプリンガータイプのものをブラックペイントして再利用。 余白 グリップは小型排気量ハーレーの「ハマー」レプリカの先端をカットしてハーレーカスタムでは珍しいベスパのハンドルウィンカーを加工して取り付けています。前後から見えるのでウィンカーはこれ一対でOKというすぐれもの。ウィンカーの取り付け位置で悩んでいる人には選択肢の一つとしておすすめです。



タンクは最近話題になった「サリナス」製のボバータンク。この他にソフテイルやダイナ用のものもあります。かなりインパクトの強いデザインなのでこのタンクを使うとみんな同じ様な雰囲気になってしまう可能性が大きいので取扱いには充分注意しましょう。ペイントはちょいメタリックなブラックベースにペインター、コージ氏に描いてもらった有名なポスターから流用したエンブレムをライトなイメージで表現しました。 余白 マフラーはONE・OFFのドラッグパイプをショートスタイルで表現。フロントはごく普通のラインですがリアの取り回しにはちょっとしたコダワリが。リア・ブレーキシリンダーの前をぐるりと通るラインがONE・OFFならではの造型的美しさがあります。先端部は一部で流行って?いる微妙な曲がりのターンアウトにしてみました。車体の雰囲気に合わせてマフラーはブラックペイントで仕上げています。



フロントは19インチ、リアは18インチのセットアップ。これにビンテージな雰囲気満点の「Fire stone」タイヤを合わせています。リアのリムは右写真を参考にしてほしいのですが、アルミリムでなんとなく気に入らなかったのでホワイトペイントでイメージ変更。このタイヤとタンクの選択がネオ・ボバーならではのスタイルとなっています。 余白 ノーマル・リアフェンダーはショートカット、それになぜか店に転がっていたモノホンのビンテージ・スパルトテールの組み合わせ。サスは以前、オリジナルとして当店が販売しましたがさっぱり売れず大量の不良在庫として残っていたリジッド・バーで車高を下げています。今回の作業で結構お店の掃除が有意義に進んだような気がします。

        JUN.2006