1-GALLERY Volume.1 XLH1200参照 |
今回のスポーツスター・チョッパーは新規で製作された車輌ではありません。GALLERYコーナーのVolume.1に掲載されている1989年式スポーツスターをオーナーの代替わりと共に再度カスタムしたものです。もともと、スタイル的にもシックス・モーターサイクルお得意のシンプル・チョッパーカスタムでしたので、変に大掛かりな手を加えずにポイントを押さえた小改造で上手くイメージを変更することに留めました。フロントタイヤのインチアップによるフォルムのバランス変更と各部のリペイントによるカスタムだけですが、以前のイメージとはまた一味変わったモノになりました。 |
メタリックブルーにペイントされた外装と、まだまだキラメキを保つクロームが美しいハンドル廻り。当時、シックスで頻繁に使われていたカワサキバイクから流用したブレーキレバーが懐かしいです。近頃はグリメカにその座を取って代わられたものの円筒形のブレーキーフェールドタンクは魅力的です。良いものは流行に関係なく良い、スイッチボックスの無いシンプルなハンドルスタイルは不滅ですね。 |
当時はスポーツスターにサンダーヘッダーマフラーが装着できるなんて新鮮でした。ビックツイン専用だと思っていましたから。もとはクロームでしたが、今回のイメチェンに合わせてブラックペイントされました。フィン先剥離無しの赤と黒のエンジンペイントもヘルズ仕様だといって、解っている店はよくこの仕様でした。当店では現在も懲りずにちょくちょくやっています。継続は力なりといったところでしょうか。 |
フロント廻りは19インチから21インチにインチアップさせ、チョッパーテイストを増しています。クラシックなイメージでハブもスポークもリムもまとめてパウダーコート処理でブラック一色に。合わせてフロントフォークのボトムケースもブラックにペイントしました。 |
リア廻りもインチアップこそしていませんが、ペイントはフロントと同じ処理を施しています。リアフェンダーと共にタイヤに沿ってアールを描くフェンダー・ストラットは前期スポーツスターならではの美しい造形ですが、これも雰囲気に合わせてブラックペイントに。リアタイヤも、もちろんメッツラーME880で揃えています。 |
APR .2009