1-F21インチ/エイボンタイヤ |
大人の事情により、前回のアップからチト間が空く事態となってしまいましたが、もはや夏の終わりになろうかという時期に来ての2010年ようやく2回目のGALLERY、めでたくの再開です。 |
ノーマルの35ミリフォークと9.5インチ・プルバックライザーに幅広ドラッグ・バーハンドル。スイッチ類は必要最小限の装備でハンドルのイメージを損なわないようにしています。ブレーキはこの決まり文句を書くのも久しぶりな気がするシックス毎度お馴染みのグリメカ・ブレーキマスターをセレクト。しかし、クラッチレバーもちゃんと装備されミラーも両方あるところなどシックスではかなり特異な仕様になっています。さらにグリップは昨今シックスを悩ませる高品質なナイスグリップでパンチングタイプのものをセレクト。フォークマウントされたスピードメーターもこのバイクなら違和感なく溶け込んでいます。 |
なだらかなアールが美しいガソリンタンクはチョッパーの定番、ピーナッツタンクをハイマウント。カラーリングはオーナーの意見を取り入れてプライマリー処理のようなツヤ消しネイビーブルーをベースにシンプルなHDマークをコンチネンタル氏がゴールドリーフ処理。吸気系はS&S製のEキャブにマニアには嬉しいMCデンのミニ・エアクリーナーをブラックペイントして装着。マフラーはシンプルさゆえ微妙なパイプの曲がりが物を言うので、パウコ製ドラッグパイプを加工して車体に違和感無く取り付けています。ちらりと見えるPMブレーキも固定プレート共にブラックペイントされすっきりとマウントされています。 |
ショベルヘッドは年式相応のくたびれたエンジンが多いので、安心して乗り出すためにはやはり、最低でも腰上 OHしたほうが良いに決まっています。ついでにサンドブラスト加工やフレームのリペイントを施し見栄えも良く仕上げました。女性オーナーという事でオープンベルト仕様ではありますが、プライマリーケースの一部を残すことによってノーマルのセルモーターを使用できるようにしています。セル始動可能なバッテリーは今回、オイルタンクと共にフレーム内にすっきりと収めることが出来ないので大胆にもフレームとスイングアームのサイドにマウント加工。隠す気のさらさら無いストイックな造作となっています。 |
リアショックは取り外され、売れないシックス・オリジナルパーツの代表でもあるリジッドバーに交換されスイングアームをがっちりと固定しつつローダウン。車体とタイヤの位置が決まると、パイプを曲げたワンオフのシッシーバーでフラットフェンダーを固定します。4速フレーム+スイングアーム車のリア廻りの処理は、いつもカスタムで頭を悩ませるポイントですね。その点、リジッドフレームはここのところは考えるポイントでは無いのでとても楽です。最後にフレームとフェンダーに添った特徴的なシートはワンオフされた職人魂を感じさせるタックロール・シート。車体のイメージに上手くマッチしたすばらしい造作です。 |
AUG .2010