今回の「第16回 これからどんどん寒くなるぞ!ミーティング」にシックスから自走で参加するバイクはちょっとばかりバラエティにとんだ内容となっていました。もちろんこのミーティングのためにカスタムが進行していたショベリジ・チョッパー、パンチョッパー、ULチョッパーの3台は言うに及ばず,なにを思ったか敏腕メカニックが旧車の殿堂センバさんで先日購入したモノホンのレーサーバイクXR750、そのXR750の対極にあるのではないかと思えるアメリカンミリタリーの旧車WLAに乗るはシックスの社長という、ハーレーというカテゴリーの中でも、これはちょっとないのではと思うほどに非常に振り幅の大きな車種での参加となりました。
大阪〜岡山というほとんどが高速道路のほど良い距離なので、シックスでは新造バイクの試乗も兼ねて人にも空冷のハーレーにも優しくなる秋口のシーズンにあたる「これ寒ミーティング」に大掛かりなカスタムの納車をするということになってはいるのですが、だからといってレーシングマシンでツーリングに参加するとはちと無謀かなと思えます。実際にはそんな心配も杞憂に終わるほど普通に走りきったXR750でしたが、やはり押しがけオンリーの始動に加えレーサーならでは爆音と、気楽なライダーの心とはうらはらに様々な面で周りのメンバーに迷惑をかけるところは、やっぱり普通車ではないなぁと感じました。
ところで「これ寒ミーティング」に納車される新しいバイクのオーナーの中から必ず、ランチの支払いを賭けた「シックスじゃんけん」で負けることになり数万単位のお金を払うことになるというジンクスがあるのですが、今回もそのジンクスは覆されることなく上記のパンチョッパーの御仁が支払うことになりました。じゃんけんなんて単なる偶然での勝ち負けだと思えるのですが、こう何年もこのジンクスが続くとやはりシックスでは超自然的な何かがあるのではと信じてしまいそうになります。これから、シックスで1年越しの大掛かりなカスタムを依頼される方は「これ寒ミーティング」納車時にじゃんけんで負けてランチの代金の支払いをしなければならないと心の準備をされていたほうが良いかと存知ます。もちろん、そんな三流ショップのジンクスなんぞ、強運の持ち主である俺様が打ち砕いてやるわ!という覇王の気概を持った方も心よりお待ちしていますので宜しくお願いします。


ミーティング会場で納車予定のエボリジをクルマに積み込み用意を整えます。「これ寒ミーティング」では四国地方のお客さんのために会場でオーナーに引渡しをするということを何度かやっており今回はこのタンクペイントも素晴らしいチョッパーでした。この場合はランチも過ぎた夕方での引き渡しとなり例のジンクスは発動しませんのでオーナーも安心して新しいバイクに乗れるという訳です。
出発前に押しがけでエンジン始動のリハーサルをするXR750。ジェネレーターもキックも付けることが出来ないタイプの純レーサーXRなので、必ず始動は押しがけとなり、また圧縮も高いので1人での押しがけも難しく人の手を借りねばならないところがレーサーの悲しいところ。

そうこうするうちにシックスに集合するメンバーが集まってきます。10時過ぎには中国道の赤松パーキングに本集合の予定ですので、そろそろ出掛ける用意となります。おっと、レーサーXR750は押しがけが必要でした。休憩や給油など止まる度に必ずこの行動が必要になります。まったく迷惑なバイクであります。

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